カテゴリー:青空文庫

  • 佐々木 邦:凡人伝

    2019-09-22公開  入力:kompass, 校正:芝裕久  (94k/333k)  “はしがき 帝大を卒業したものは好い学校を卒業したと思っているに相違ない。官僚国日本にあっては、帝大卒業ほど好都合の条件はない。早稲田を出たもの、慶応を出たもの、それ/″\母校に満足している。詰まらない学校を出たから一生損をすると言って歎く人も時稀あるようだが、本心は果して何うだろう? 学校には元来相当の考慮をして入る。西瓜を買ったが、割って見たら赤くなかったというのとは場合が違う。 私は帝大出でも早…”…
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  • 藤原 咲平:山岳美観 01 序

    2019-09-22公開  入力:川山隆, 校正:富田晶子  (2k/4k)  “今度協和書院から吉江、武井兩氏の山岳美觀が出る事になつたと云ふ。吉江氏とはまだ不幸辱知の榮を得ないが武井眞澂畫伯は年來尊敬する高士であるから院主の需に應じて、潛越を顧みず敢て一言を序する次第である。 自分は畫の事は判らない、又美術と云ふものにも誠に昏いのであるから、繪とか鑄金とか云ふ方面から武井氏を知つて居るのではない。只知つて居るのは其精神であり其人格である。飽くまでも脱俗である中に常に進歩を求め…”…
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  • 佐藤 春夫:宇野浩二君を思う

    2019-09-21公開  入力:えんどう豆, 校正:きりんの手紙  (2k/5k)  “二十一日午後十一時ごろ、すでに床について、まさに眠りが訪れようとしていたわたくしは二つの新聞社から起こされて、宇野君の訃に驚かされた。君が一年ばかり前から病臥していたことはもとより知っていた。しかし、元来ねばり強く壮健な体質で、時々病臥しながらすぐ元気になる君を知っていたから、その再起は疑わなかった。そうして病床を訪うこともないうちに君を失ったのは、はなはだうらみである。芸術院の秋の会合には必ず顔を…”…
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  • 菱田 春草:画界漫言

    2019-09-21公開  入力:かな とよみ, 校正:The Creative CAT  (3k/6k)  “現今洋画といはれてある油画も水彩画も又現に吾々が描いている日本画なるものも、共に将来に於ては――勿論近いことではあるまいが、兎に角日本人の頭で構想し、日本人の手で製作したものとして、凡て一様に日本画として見らるゝ時代が確に来ることゝ信じてゐる。で此時代に至らば、今日の洋画とか日本画とかいふ如く、絵そのものが差別的ではなくなって、皆一様に統一されて了ひ只其処に使用さるゝ材料の差異のみが存する…
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  • グリム ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール/グリム ヴィルヘルム・カール:ネコとネズミのいっし…

    2019-09-20公開  入力:sogo, 校正:チエコ, 翻訳:矢崎 源九郎  (4k/13k)  “ネコがネズミと知りあいになりました。ネコはネズミにむかって、これからきみをうんとかわいがって、なかよくしてあげるよ、と、さかんにうまいことをいいたてました。それで、とうとうネズミは、ネコとおなじうちにすんで、いっしょにくらすことを承知してしまいました。 「だが、わたしたちは、冬になってもいいように、用意をしておかなくちゃならないよ。さもないと、ひもじいめにあうからね。」 と、ネコがいいました。 …
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  • グリム ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール/グリム ヴィルヘルム・カール:マリアの子ども

    2019-09-20公開  入力:sogo, 校正:チエコ, 翻訳:矢崎 源九郎  (6k/24k)  “ある大きな森のまえに、ひとりの木こりが、おかみさんといっしょに住んでいました。子どもは、三つになる女の子がたったひとりしかありませんでした。 木こり夫婦はたいへん貧乏で、その日その日のパンもなく、子どもになにを食べさせたらよいか、とほうにくれるほどでした。 ある朝、木こりは心配ごとに胸をいためながら、森へしごとにでかけました。木こりが森のなかで木を切っていますと、ふいに、背の高い美しい女の人が目…
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  • 乙骨 三郎:総説 西洋音楽史の時代

    2019-09-19公開  入力:蒋龍, 校正:hitsuji  (4k/8k)  “西洋音楽発達の経路を明らかにするにはそれを幾つかの時代に区分しなければならないが、それには主として音楽そのものの進歩の順序を考え、併せて一般史や他の芸術史(殊に文学史)との関係も参酌するのがよい。我々はそれらの点を考慮した上で音楽史を次の諸時代にわける。 (一)古代――キリスト教発生以前の諸国の音楽の栄えた時代で、音楽の様式からいえば単音の連続よりなる旋律のみが行われた時である。この単音時代になされ…”…
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  • 伊藤 左千夫:師を失いたる吾々

    2019-09-19公開  入力:高瀬竜一, 校正:きりんの手紙  (4k/8k)  “貴墨拝見仕候、新に師を失いたる吾々が今日に処するの心得いかんとの御尋、御念入の御問同憾の至に候、それにつき野生も深く考慮を費したる際なれば、腹臓なく愚存陳じ申べく候 正岡先生の御逝去が吾々のために悲哀の極みなることは申までもなく候えども、その実先生の御命が明治三十五年の九月まで長延び候はほとんど天の賜とも申すべきほどにて、一年か一年半は全く人の予想よりも御長生ありしことと存じ候、しかるを先生御生存中…”…
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  • 伊藤 左千夫:紅葉

    2019-09-18公開  入力:高瀬竜一, 校正:きりんの手紙  (8k/19k)  “秀麗世にならひなき二荒の山に紅葉かりせはやと思ひたち木の芽の箱をは旅路の友と頼みつゝ丙申の秋神無月廿日の午の後二時半と云ふに上野の山のふもとより※車にこそうち乘りけれ いかはかり紅葉の色や深からん山また山のおくをわけなは赤羽さわらひ浦和大宮なと夢の間に打過て上野の國宇都宮にそ日は暮にける はる/\ときしやに訪へはや紅葉しゝ紅葉のかけの猶もまたるゝしはしやすろふ暇もなく烏羽玉の夜路をは馳りつゝ※車は直…”…
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  • 伊藤 左千夫:水籠

    2019-09-18公開  入力:高瀬竜一, 校正:岡村和彦  (7k/17k)  “表口の柱へズウンズシリと力強く物のさわった音がする。 この出水をよい事にして近所の若者どもが、毎日いたずら半分に往来で筏を漕ぐ。人の迷惑を顧みない無遠慮なやつどもが、また筏を店の柱へ突き当てたのじゃなと、こう思いながら窓の格子内に立った。もとより相手になる手合いではないが、少ししかりつけてやろうと考えたのである。 格子から予がのぞくとたんに、板塀に取り付けてある郵便受け箱にカサリという音がした。予は…”…
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