タグ:新規公開作品

  • 北大路 魯山人:乾山の陶器

    2018-07-22公開  入力:門田裕志, 校正:木下聡  (4k/9k)  “一口に乾山と言えば、乾山の陶器を想い出すのが世間の通例である。乾山について絵画の天才を想起する者は、大部分玄人筋であると言える。能書乾山を識り、乾山の能書を叫ぶものは通の通である。 乾山が光琳の弟であることは、乾山の優れた資質を知らぬ者に、なにかしらん安心を与えている。 確かに光琳の方が乾山より有名である。のみならず、光琳は芸術的価値から言っても、固より乾山に優れていること、論ずるまでもないように考…”…
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  • 山本 周五郎:赤ひげ診療譚 02 駈込み訴え

    2018-07-21公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:北川松生  (22k/60k)  “一 その日は事が多かった。――午前十時ごろに北の病棟で老人が死に、それからまもなく、重傷を負った女人夫が担ぎこまれた。保本登は老人の死にも立会い、女人夫の傷の縫合にも、新出去定の助手を勤めたが、――それが彼の見習医としての初めての仕事になったのだ。 狂女の出来事のあとでも、登の態度は変らなかった。どうしても見習医になる気持はなかったし、まだその施療所から出るつもりで、父に手紙をやったりした。けれ…
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  • 石原 純:グレゴール・メンデル

    2018-07-20公開  入力:高瀬竜一, 校正:sogo  (6k/17k)  “遺伝学のおこり ダーウィンの生物進化の説と相並んで、生物学の上で非常に大切な意味をもっているのは、メンデルの遺伝の法則で、今ではこの遺伝に関する学問が大いに進んで、生物をほんとうに研究するには、もちろんそれのいろいろな事がらを知らなくてはなりませんが、そのなかでも殊に遺伝学の重要であることが認められています。 遺伝というのはごく簡単にいえば、親の性質が子に伝わるということで、これは普通に誰でも知って…”…
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  • 山之口 貘:あとの祭り

    2018-07-19公開  入力:大久保ゆう, 校正:noriko saito  (3k/7k)  “この間の朝、裏の井戸端へ顔を洗いに行くと、近所の人に出会したので、「おはようごさいます。」と、ぼくは挨拶した。すると、その人は、にこにこ顔をして、「今朝は、お早いですね。」と言った。 つまり、近所の人々も、寝坊のぼくのことを知っているわけなのである。ぼくにはわけがあって、この間から、人並の朝をむかえることにしたいものと、こころがけているのであるが、お早いですねと言われてみると、寝坊だった自分のことを…
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  • 野村 胡堂:銭形平次捕物控 035 傀儡名臣

    2018-07-18公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:結城宏  (18k/52k)  “一 「親分、手紙が参りました」 「どれどれ、これは良い手だ。が、余程急いだと見える」 銭形平次は封を切って読み下しました。初冬の夕陽が這い寄る縁側、今までガラッ八の八五郎を相手に、将棋の詰手を考えている――といった、泰平無事な日だったのです。 「使いの者が待っていますが――」 ガラッ八は膝っ小僧を隠しながら、感に堪えている平次を促しました。 「待てよ、手紙の文面は、――至急相談したいことがあるから…
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  • 川端 茅舎:川端茅舎句集 02 川端茅舎句集

    2018-07-17公開  入力:kompass, 校正:鴨川佳一郎  (8k/17k)  “序 茅舎句集が出るといふ話をきいた時分に、私は非常に嬉しく思つた。親しい俳友の句集が出るといふ事は誰の句集であつても喜ばしいことに思へるのであるけれども、わけても茅舎句集の出るといふことを聞いた時は最も喜びを感じたのである。それはどうしてであるかといふ事は自分でもはつきり判らない。 茅舎君は嘗ても言つたやうに、常にその病苦と闘つて居ながら少しもその病苦を人に訴へない人である。生きんが為の一念の力は、…”…
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  • 高浜 虚子:川端茅舎句集 01 序

    2018-07-17公開  入力:kompass, 校正:鴨川佳一郎  (2k/3k)  “茅舎句集が出るといふ話をきいた時分に、私は非常に嬉しく思つた。親しい俳友の句集が出るといふ事は誰の句集であつても喜ばしいことに思へるのであるけれども、わけても茅舎句集の出るといふことを聞いた時は最も喜びを感じたのである。それはどうしてであるかといふ事は自分でもはつきり判らない。 茅舎君は嘗ても言つたやうに、常にその病苦と闘つて居ながら少しもその病苦を人に訴へない人である。生きんが為の一念の力は、天柱…”…
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  • 辰野 九紫:青バスの女

    2018-07-16公開  入力:sogo, 校正:noriko saito  (14k/37k)  “新聞雑誌製作者は常に言う。――無責任な読者の投書が多くて困ると。そして必ず附言する――英人は片言隻句にも、本名を記すことを忘れないと。ジョンブル気質礼讃である。然り、匿名での一言居士は、卑怯でもあり、罵詈雑言は慎しまなくてはならぬ。況んや、名誉に関する言議に、覆面の偽人は戒心を要する。さり乍ら、英人と雖も、ハイド公園の散策に、 「モシモシ、あなた、手巾が落ちましたよ。……私はジョージ・バーナード・…
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  • 江戸川 乱歩:夜光人間

    2018-07-15公開  入力:sogo, 校正:大久保ゆう  (54k/166k)  “きもだめしの会 名探偵明智小五郎の少年助手、小林芳雄君を団長とする少年探偵団は、小学校の五、六年生から中学の一、二年生までの少年二十人ほどで組織されていました。みんなが近くに住んでいるわけではなく、学校もちがっている少年がおおいので、この二十人が、いつでも集まるわけではありません。ときによって、事件にかんけいする少年たちの、顔ぶれがちがうのです。 みんな学生ですから、学校のある時間には、探偵のはたら…”…
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  • 大隈 重信:青年の新活動方面

    2018-07-14公開  入力:フクポー, 校正:門田裕志  (3k/7k)  “元気は青年の生命なり 今日の青年は中学でも卒業してから少し筆が立つとか、文学上の事でも研究すると直ちに俺は文学者になろうの新聞記者雑誌記者になろうのという考えを起し、小説の一つも書いてみたり論文の一つも綴ってみて、いっぱし文学者になった気になる連中が多い。勉強も仕なければ発達も仕ない。次第次第に惰け者になり柔弱になり、少しも青年の元気というものが無くなってしまう。不心得千万な事だ。元気は人間の生命と…”…
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