カテゴリー:青空文庫

  • 三好 達治:鴨 三

    2018-10-29公開  入力:kompass, 校正:大久保 知美  (1k/2k)  “その顏が 重くなる 睡くなる 鴨はそれを 翼の下にしまひこむ その上に 雪がふる 夢の國への 小包  底本:「三好達治全集第一卷」筑摩書房 1964(昭和39)年10月15日発行 入力:kompass 校正:大久保 知美 2018年9月28日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、…”…
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  • 正宗 白鳥:入江のほとり

    2018-10-28公開  入力:山村信一郎, 校正:フクポー  (29k/80k)  “一 長兄の榮一が奈良から出した繪葉書は三人の弟と二人の妹の手から手へ渡つた。が、勝代の外には誰れも興を寄せて見る者はなかつた。 「何處へ行つても枯野で寂しい。二三日大阪で遊んで、十日ごろに歸省するつもりだ。」と鉛筆で存在に書いてある文字を、鐵縁の近眼鏡を掛けた勝代は、目を凝らして判じ讀みしながら、 「十日と云へば明後日だ。良さんはもう一日二日延して、榮さんに會ふてから學校へ行くとえゝのに。」 「會つ…”…
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  • 正宗 白鳥:冬の法隆寺詣で

    2018-10-28公開  入力:門田裕志, 校正:杉浦鳥見  (4k/8k)  “十二月中旬、私は法隆寺詣でをした。私は青年のころから今日までに幾度この寺へ行ったことか。さして意味のある事ではないので、ただ何かのはずみで身に着いた習慣を追っているようなものである。半世紀あまりも前に、Y新聞の美術面担任記者となった時、それでは奈良の寺院や仏像ぐらいは、一通り見て置かねばなるまいと思い立って、上野の博物館員の紹介状をもらって出掛けた。法隆寺では、夢殿の観音の修理をしていた。私はいわれ…”…
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  • 時枝 誠記:国語学と国語教育との交渉 ――言語過程説の立場における――

    2018-10-27公開  入力:フクポー, 校正:富田晶子  (8k/19k)  “はしがき 橋本進吉博士は、昭和十二年九月、「岩波講座国語教育」に、「国語学と国語教育」を執筆せられ、国語学と国語教育との交渉、並びに、国語学の国語教育への寄与する点を明かにせられた。(橋本進吉博士著作集第一巻「国語学概論」に転載)私は今ここで、博士の右の論文を手懸りとして、同じ主題に対する博士と私との見解の相違する点を明かにしようと思ふのである。 橋本博士の右の論文は、その後記に、「国語教育には全く…”…
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  • 上田 万年:芳賀君を悼みて

    2018-10-26公開  入力:岩澤秀紀, 校正:きゅうり  (1k/3k)  “みそとせをふみのはやしにしをりしてともにすゝみつあはれきみはも きみゆかはわれいしふみをえらはむとちきりしきみはわれにそむきぬ かくとしらはすへてをおきてやすらかにくらしたまへととかさりしものを にしへにまれにいみるひとちかきよにたえてなきひとくにはうしなひぬ みはふりのうたよみをへておくれしとみあとおひけむひとそかなしき よもすからわれいねかてにあかしつるこのよにきみはかんさりましぬ みこみまこみ…”…
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  • 小川 未明:黄色い晩

    2018-10-25公開  入力:門田裕志, 校正:坂本真一  (8k/24k)  “垣根の楓が芽を萌く頃だ。彼方の往来で――杉林の下の薄暗い中で子供等が隠れ事をしている。きゃっきゃっという声が重い頭に響く。北から西にかけて空は一面に黄色く――真黒な雲がその上に掩い被さって、黄色な空をだんだんに押しつけて、下に沈ませているようだ。刻々に黄色な空が減じて終には一直線となって、はっきりと地平線から此方を覗き込んでいる。それが厭らしい細長い眼付で笑っているように思われた。 悪寒い風が北方の…”…
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  • 小川 未明:考えこじき

    2018-10-25公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:酒井裕二  (6k/32k)  “人というものは、一つのことをじっと考えていると、ほかのことはわすれるものだし、また、どんな場合でも、考えることの自由を、もつものです。 ある日、清吉は、おじさんと町へ、いっしょにいきました。そして、おじさんが用たしをしている、しばらくの間、ひとり、そのあたりをさんぽして待つことにしました。一けんの店では、いろいろの運動器具をならべ、のきさきに写真などをかけていました。すべてスポーツにかんするもので…
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  • 山本 周五郎:赤ひげ診療譚 05 徒労に賭ける

    2018-10-24公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:北川松生  (19k/50k)  “一 「病人たちの不平は知っている」新出去定は歩きながら云った、「病室が板敷で、茣蓙の上に夜具をのべて寝ること、仕着が同じで、帯をしめず、付紐を結ぶことなど、――これは病室だけではなく医員の部屋も同じことだが、病人たちは牢舎に入れられたようだと云っているそうだ、病人ばかりではなく、医員の多くもそんなふうに思っているらしいが、保本はどうだ、おまえどう思う」 「べつになんとも思いません」そう云ってから…
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  • 野村 胡堂:銭形平次捕物控 057 死の矢文

    2018-10-23公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:結城宏  (14k/42k)  “一 相模屋の若旦那新助は二十一、古い形容ですが、日本橋業平といわれる好い男のくせに、去年あたりからすっかり、大弓に凝ってしまって、大久保の寮に泊り込みのまま、庭の※で一日暮すことの方が多くなりました。 主人の喜兵衛はそればかり心配して、親類や知己に頼んで、縁談の雨を降らせましたが、新助はそれに耳を傾けようともしません。 大久保の寮の留守番には、店中の道楽者茂七を置いて、出来ることなら、若旦那新助の…
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  • 中原 中也:不可入性

    2018-10-22公開  入力:村松洋一, 校正:館野浩美  (2k/7k)  “自分の感情に自分で作用される奴はなんとまあ 伽藍なんだ欲しくても取つてはならぬ気もあります好きと嫌ひで生きてゐる女には一番明白なものが一番漠然たるものでした空想は植物性です女は空想なんです女の一生は空想と現実との間隙の弁解で一杯です取れといふ時は植物的な萎縮をし取らなくても好いといへば煩悶し取るなといへば闘牛師の夫を夢みますそれから次の日の夕方に何といひました「あなたはあたしを理解して呉れないからい…”…
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