カテゴリー:青空文庫

  • 芥川 紗織:現代作家は古典をどうみるか アンケート

    2018-05-24公開  入力:かな とよみ, 校正:たけうち(み)  (1k/3k)  “〔設問〕 一 明治以前の日本の伝統美術で最も興味をもっているものは何か 二 その理由 芥川紗織 一、土偶二、埴輪にはみられないプリミチーブな生命力――はげしく、生々しく、グロテスクなものを感じるからです。当時の人間の生活とどの様につながっているかを、現代的な立場から識りたいと思います。  底本:「現代人の眼 岡本太郎・滝口修造他」現代社 1956(昭和31)年11月20日発行 ※この文章は、「現代作…”…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 芥川 紗織:民芸品の部屋で 我々はメキシコ美術をこうみる

    2018-05-24公開  入力:かな とよみ, 校正:たけうち(み)  (2k/4k)  “前にタマヨの絵を美術雑誌の原色版で見てそのまか不思議な色彩にひどく惹かれました。 それ以来私は何が何でもタマヨのファンになってしまいました。タマヨのよく使う発酵した様な異様な黄色や紫や桃色にひきつけられたのです。今度のメキシコ展で民芸品の部屋に足をふみ入れると私は“これだ。タマヨの色は”と思いました。民芸品の切り紙も人形も皆タマヨのあの魅力的な紫色や桃色なのでした。これはメキシコの現代絵画のすべてに…”…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 野村 胡堂:銭形平次捕物控 027 幻の民五郎

    2018-05-23公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:noriko saito  (15k/44k)  “一 「親分、梅はお嫌いかな」 「へえ?」 銭形平次も驚きました。相手は町内でも人に立てられる三好屋の隠居、十徳まがいの被布かなんか着て、雑俳に凝っていようという仁体ですが、話が不意だったので、平次はツイ梅干を連想せずにはいられなかったのです。 「梅の花じゃよ、――巣鴨のさる御屋敷の庭に、たいそう見事な梅の古木がある。この二三日はちょうど盛りで、時には鶯も来るそうじゃ。場所が場所だ…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 中 勘助:結婚

    2018-05-22公開  入力:岡村和彦, 校正:館野浩美  (8k/16k)  “姉の死と同時に私のところの家庭はもう久しく予期された行きづまりに到著した。残されたのは頭が悪くてもののいえない七十をこした兄と六十に手のとどく私、どうにもならない。病中は私が主婦の代役をし、お見舞にきて下さる親戚やお知合いの婦人の好意に頼って凌いできたもののそれは余儀ない窮余の窮策で、いつまでも続くものでなく、続けるべきものでもない。で、私は考えてたことを実行することにした。結婚。私は誰彼に候補者の…”…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 中 勘助:母の死

    2018-05-22公開  入力:呑天, 校正:小山優子  (9k/22k)  “これらの断片は昭和九年九月の初旬母が重態に陥ったときから十月の初旬その最後のときまでのあいだに書かれたものである。  断片。この愛別離苦のうちから私が人人におくる贈り物は「律法を妄りに人情の自然のうえにおくな」という忠告である。私どもは世の親と子があるように、はたあるべきようにお互に心から愛しあっていながら、すくなくとも私のほうではよくそれを承知していながら真にうち解けて馴れ親しむことができず、いつ…”…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 小川 未明:少年の日二景

    2018-05-21公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:酒井裕二  (6k/37k)  “おどろき 池の中には、黄色なすいれんが咲いていました。金魚の赤い姿が、水の上に浮いたりまるい葉蔭に隠れたりしていました。そして、池のあたりには、しだが茂り、ところどころ石などが置いてありました。 勇ちゃんは、いかにも金魚たちが楽しそうに遊んでいるのをぼんやりながめていました。そのとき、やぶの方から垣根をくぐって、黒い一筋の糸のように、なにか走ってきたので、その方を見ると、大きなへびが、一ぴきのかえ…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 小川 未明:はたらく二少年

    2018-05-21公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:酒井裕二  (6k/29k)  “新しい道が、つくりかけられていました。おかをくずし、林をきりひらき、町の中を通って、その先は、はるかかなたの、すみわたる空の中へのびています。そこには、おおぜいの労働者が、はたらいていました。 トロッコが、ほそいレールの上を走りました。道ばたには、大きな土管がころがり、くだいた石や、小じゃりなどが、うずたかくつまれていました。 はたらくものの中には、年をとったものもいれば、まだわかいものもいました…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 丘 浅次郎:自然界の虚偽

    2018-05-20公開  入力:矢野重藤, 校正:y-star  (14k/17k)  “天真爛漫ともいい、「天に偽りはなきものを」ともいうて、天には偽りはないものと、すでに相場が定まっているようであるが、その天の字を冠らせた天然界はいかにと見渡すと、ここには詐欺、偽りはきわめて平常のことで数限りなく行なわれている。そのもっともいちじるしい例は小学校用の読本にもでているゆえ、普通教育を受けた者なら誰も知っているであろう。 動物には自身を他物に似せて敵の攻撃をのがれるものがいくらもある。南…”…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 丘 浅次郎:動物の私有財産

    2018-05-20公開  入力:矢野重藤, 校正:y-star  (12k/30k)  “人間社会では財産はきわめて大切なもので、ほとんど生命に次いで貴重なものというてよろしい。財産のない者はささいなことさえも容易にはできぬが、財産のある者は勝手次第なことをなして毫もはばからない。ドイツ語で財産のことを Verm※gen(なし得る)と名づけるのは全くこのゆえであろう。試みに Ein Mann ohne Verm※gen(財産なき男)と書けば「なし得るなき男」とも翻訳することができるが、か…”…
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 中原 中也:我が生活

    2018-05-19公開  入力:村松洋一, 校正:noriko saito  (4k/9k)  “明治座に吉右衛門の勧進帳が掛かつてゐる、連日満員である――と電車の中で隣り客の話してゐるのを聞いて、なんとなく観に行きたくなつたのであつた。観れば何時もながら面白く感ずるのだが、観るまでは大変憶怯で、結局一年に一度か二度しか歌舞伎を覗くことはないのが私のこれまでである。「観たいな……観よう!」と、電車が濠端を走つてゐる時思ひ定めた、「でもまた観ないでしまふんだらうな」とそのすぐあとでは思ふのだつた。….
    • このエントリーをはてなブックマークに追加

【日刊】なびポーダイジェスト(無料)

新着情報をダイジェストで無料メール配信


詳細 | 購読解除はコチラ | 個人情報保護指針

HOT PR

  1. どうせバイクを売るなら、少しでも高く売りたい

  2. サンワサプライ直営。用紙専門店の【ペーパーダイレクト】

  3. 史上【最鏡】 メッキ大好きな方に朗報!! 愛車ピカピカ!?

  4. 適法で強固なビジネス基盤を!【住宅ローン診断士認定講習】

  5. 睡眠の専門家も絶賛!【スリープドクターズピロー】

  6. マーケティング効果を追求したメール配信スタンド

新規PRユーザーの登録はコチラ既にPRユーザーの方のログインはコチラ

follow us in feedly

ページ上部へ戻る