カテゴリー:青空文庫

  • 野村 胡堂:銭形平次捕物控 035 傀儡名臣

    2018-07-18公開  入力:特定非営利活動法人はるかぜ, 校正:結城宏  (18k/52k)  “一 「親分、手紙が参りました」 「どれどれ、これは良い手だ。が、余程急いだと見える」 銭形平次は封を切って読み下しました。初冬の夕陽が這い寄る縁側、今までガラッ八の八五郎を相手に、将棋の詰手を考えている――といった、泰平無事な日だったのです。 「使いの者が待っていますが――」 ガラッ八は膝っ小僧を隠しながら、感に堪えている平次を促しました。 「待てよ、手紙の文面は、――至急相談したいことがあるから…
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  • 川端 茅舎:川端茅舎句集 02 川端茅舎句集

    2018-07-17公開  入力:kompass, 校正:鴨川佳一郎  (8k/17k)  “序 茅舎句集が出るといふ話をきいた時分に、私は非常に嬉しく思つた。親しい俳友の句集が出るといふ事は誰の句集であつても喜ばしいことに思へるのであるけれども、わけても茅舎句集の出るといふことを聞いた時は最も喜びを感じたのである。それはどうしてであるかといふ事は自分でもはつきり判らない。 茅舎君は嘗ても言つたやうに、常にその病苦と闘つて居ながら少しもその病苦を人に訴へない人である。生きんが為の一念の力は、…”…
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  • 高浜 虚子:川端茅舎句集 01 序

    2018-07-17公開  入力:kompass, 校正:鴨川佳一郎  (2k/3k)  “茅舎句集が出るといふ話をきいた時分に、私は非常に嬉しく思つた。親しい俳友の句集が出るといふ事は誰の句集であつても喜ばしいことに思へるのであるけれども、わけても茅舎句集の出るといふことを聞いた時は最も喜びを感じたのである。それはどうしてであるかといふ事は自分でもはつきり判らない。 茅舎君は嘗ても言つたやうに、常にその病苦と闘つて居ながら少しもその病苦を人に訴へない人である。生きんが為の一念の力は、天柱…”…
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  • 辰野 九紫:青バスの女

    2018-07-16公開  入力:sogo, 校正:noriko saito  (14k/37k)  “新聞雑誌製作者は常に言う。――無責任な読者の投書が多くて困ると。そして必ず附言する――英人は片言隻句にも、本名を記すことを忘れないと。ジョンブル気質礼讃である。然り、匿名での一言居士は、卑怯でもあり、罵詈雑言は慎しまなくてはならぬ。況んや、名誉に関する言議に、覆面の偽人は戒心を要する。さり乍ら、英人と雖も、ハイド公園の散策に、 「モシモシ、あなた、手巾が落ちましたよ。……私はジョージ・バーナード・…
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  • 江戸川 乱歩:夜光人間

    2018-07-15公開  入力:sogo, 校正:大久保ゆう  (54k/166k)  “きもだめしの会 名探偵明智小五郎の少年助手、小林芳雄君を団長とする少年探偵団は、小学校の五、六年生から中学の一、二年生までの少年二十人ほどで組織されていました。みんなが近くに住んでいるわけではなく、学校もちがっている少年がおおいので、この二十人が、いつでも集まるわけではありません。ときによって、事件にかんけいする少年たちの、顔ぶれがちがうのです。 みんな学生ですから、学校のある時間には、探偵のはたら…”…
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  • 大隈 重信:青年の新活動方面

    2018-07-14公開  入力:フクポー, 校正:門田裕志  (3k/7k)  “元気は青年の生命なり 今日の青年は中学でも卒業してから少し筆が立つとか、文学上の事でも研究すると直ちに俺は文学者になろうの新聞記者雑誌記者になろうのという考えを起し、小説の一つも書いてみたり論文の一つも綴ってみて、いっぱし文学者になった気になる連中が多い。勉強も仕なければ発達も仕ない。次第次第に惰け者になり柔弱になり、少しも青年の元気というものが無くなってしまう。不心得千万な事だ。元気は人間の生命と…”…
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  • 大隈 重信:青年の天下

    2018-07-14公開  入力:フクポー, 校正:門田裕志  (8k/21k)  “この世界は諸君青年達の世界である 健全なる精神をもち、健康なる体躯を有する青年であって、それで成功が出来ないということがあるものか。世の中には往々泣き言を述べる青年達がある。彼等はちょうど誰かがその前途を圧えているために自分が成功出来ないように言っているが、それは誤った考えである。ことさらに敵意でも持っていない限りどこに他人の成功を妨げるものがあろう。この世界は決してある少数の人の世界ではないのであ…”…
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  • 吉野 秀雄:長谷川等伯の「松林図屏風」

    2018-07-13公開  入力:大久保ゆう, 校正:POKEPEEK2011  (3k/5k)  “水墨の絵から何か一つ選ばうと思案する間もなく、長谷川等伯の松林図屏風がはうふつと目の前に現はれた。上野の博物館にあるもので、いくたびかそこで見、そのたびに感動の溜息をついた絵だ。 六曲一双つまり十二扇の大画面に、濃淡およそ二十本ばかりの松が、遠近・高低・幹の直立と斜め等の関係を保ちつつ、見事な調子でさらさらと描かれてゐる。煙雨がいつぱいにたてこめ、かくれて見えない松も多いらしい。逆にいふと、松の見え…
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  • 鈴木 大拙:釈宗演師を語る

    2018-07-12公開  入力:酒井和郎, 校正:岡村和彦  (6k/13k)  “今年の夏、米国シカゴ市で万国博覧会を開くその序でに、万国宗教大会を催すと云う計劃があったと聞く。併しそれは中止になったらしい。その理由の一として、もしそんな大会を開くと、今から四十年前に同じ市で同じ会合があった時のように、東方からの宗教者に宣伝の好機会を与え、藪から蛇をつつき出すことになる、而してそれは基督教徒にとって好都合のことではないと、こう云うのが一の理由となって中止せられたものだと、或る人は…”…
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  • スミス コードウェイナー:親友たち

    2018-07-11公開  入力:The Creative CAT, 翻訳:The Creative CAT   (6k/14k)  “星の海を渡る人は友を必要とする―― 設計の良いシステムなら常に それを提供する方策を見いだすものだ!  熱のせいで彼は少年のように見えた。看護婦は医師の後ろに立って、彼を熱心に見つめていた。彼女は曖昧な微笑みを浮かべていた。そこには優しさと彼の男性としての魅力に惹かれる気持ちとが入り混じっていた。 「いつ出られますか、先生?」 「おそらく数週間以内には。まずはよくな…
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